こんにちは!
「健康を科学する整体師」のまっちゃん先生です。
前回のブログでは、
「NTM症はお風呂のシャワーやガーデニングの土が原因だ!」
と決めつける報道に対して
「本当に環境のせいだけなのかな?」という疑問をお話ししました。
「昔より清潔になった現代で病気が増えているのは、
お掃除しすぎた環境のせいではなく、
人間側の『体を守るバリア力』が落ちているから」
という本当の理由に、ハッとされた方も多かったのではないでしょうか。
そして今回は前回の予告通り、
多くの方が一番気になっている疑問について深掘りしていきます。
「どうして不摂生もしていない、真面目で痩せ型の中高年女性に患者さんが多いの?」
「タバコも吸わないし、お酒も控えめ。ごはんも気を配っているのに、どうして私が…?」
と悩まれている女性はとても多いんです。
実はこれ、単なる偶然ではありません。
女性の体ならではの「体脂肪」「ホルモン」「骨格」が
深く関係していることがわかってきました。
分かりやすく紐解いていきますね!
理由①:体脂肪は悪者じゃない!「免疫の司令官」が不足してしまう
「体脂肪」と聞くと、
なんだか「増えたら減らさなきゃいけない困りもの」というイメージがありませんか?
でも実は、体脂肪は私たちの体を病気から守るための
『大切な免疫の司令部』でもあるのです!
私たちの体脂肪からは、
「レプチン」という名前の特別なホルモンが分泌されています。
このレプチンには、体の中にバイキン(抗酸菌など)が入ってきたときに、
免疫細胞に向かって「かかれー!退治しろー!」と強い指令を出す
『司令官』の役割があります。
ところが、元々痩せ型の方や、無理なダイエットで体脂肪がとても少ない方は、
この司令官(レプチン)の数が少なくなってしまうのです。
その結果、肺の奥にNTMの菌が入り込んできても、
免疫チームにうまく指令が届かず、
菌を追い出すためのスイッチが入りにくくなってしまいます。
「太りすぎ」も体に負担をかけますが、
実は「痩せすぎ」も体から防御力を奪ってしまう大きな理由になるのです。
理由②:女性ホルモン(エストロゲン)の減少と「粘膜のバリア力」
40代後半から50代以降になると、
女性の体は大きな変化の時期(閉経期)を迎えますよね。
この時期に減っていくのが「エストロゲン」という女性ホルモンです。
エストロゲンには、お肌のハリや潤いを保つだけでなく、
「喉や気道の粘膜を潤し、菌を退治する力を高める」
という素晴らしい働きがあります。
年齢とともに女性ホルモンが減っていくと、
お肌や目、お口の中が乾燥しやすくなるのと全く同じように、
肺や気道の粘膜もカサカサと乾きやすくなってしまいます。
粘膜が乾くと、菌を攻撃する力が弱まり、
入ってきた菌が気道の内側にペタッと張り付きやすくなってしまうのです。
理由③:肺の「お掃除エスカレーター」が疲れてしまう
私たちの呼吸器官(気道)の表面には、
目に見えないほど小さな毛(繊毛:せんもう)がびっしりと生えています。
普段はこの毛が1秒間に何度もパタパタと動いて、
外から入ってきたホコリや菌を粘液と一緒に外へ押し出す
「自動お掃除エスカレーター」のような働きをしてくれています。
私たちが無意識に出している「痰(たん)」は、
このお掃除の成果なんですね。
しかし、以下のような条件が重なると、
このお掃除エスカレーターの動きが鈍くなってしまいます。
- 年齢とともに繊毛の動きがゆっくりになる
- 過去に引いた強い風邪やインフルエンザで、気道がダメージを受けたことがある
- 体が冷えて血流が悪くなっている
お掃除機能がダウンすると、
排泄されるはずの粘液や痰が気道の底に溜まり、
そこがNTM菌にとって「居心地の良い温床」になってしまうのです。
理由④:華奢な胸の骨格と「我慢強い性格」
最後は、女性特有の「体型(骨格)」と「習慣」のお話です。
華奢で平たい胸の骨格
痩せ型の女性は、胸の骨格(胸郭)が前後に平たく、
華奢な方が多い傾向にあります。
胸が薄い骨格をしていると、肺の一部(特に右の中側や左の下側など)の
気管支がキュッと曲がったり狭くなったりしやすくなります。
道が狭くなっていると、どうしても空気や痰の通りが悪くなり、
奥にゴミが溜まりやすくなるのです。
「咳や痰を我慢してしまう」おしとやかな習慣
そしてもう一つ、心理的な理由もあります。
上品で控えめな女性ほど、
人前で「ゴホンゴホン!」と大きく咳をしたり、
痰をペッと吐き出したりすることに抵抗を感じて、
無意識に我慢して飲み込んでしまっていませんか?
我慢して気道の中に痰をとどめてしまうと、
菌を肺の中でじっくり育ててしまうことになります。
痰を外に出すことは、体にとって「一番の消毒作業」なのです。
まとめ:今からできる「体を守るやさしい習慣」
ここまで読んでみて、いかがでしたでしょうか?
私がNTM症になったのは、
ズボラだったからでも、環境を汚していたからでもなく、
『体が痩せてバリア機能が弱まり、一生懸命がんばっていた結果』だったんだ」と
少し心が軽くなっていただけたら嬉しいです。
だからこそ、今日からご自身の体を責めるのではなく
優しくいたわってあげてくださいね。
- しっかり食べて、適切な体重・体脂肪をキープする(無理な減量は禁物!)
- たんぱく質(お肉・魚・大豆)とビタミンD(お魚・きのこ)を意識して摂る
- 姿勢を正して、胸をひろげて深呼吸をする
- 人目を気にせず、痰が出そうになったらしっかり吐き出す!
「しっかり食べて、しっかり体を温め
肺をのびのびと動かしてあげること」。
これが、NTM症に負けない一番の薬になります。
自分の体を愛おしくケアしながら、元気に毎日を過ごしていきましょうね!
次回は、NTM症の進行を緩やかにするための日常生活や体調管理(体重維持・排痰法など)についてです。
※当記事は
①特定の医療行為を推奨、または否定するものではありません。美容目的の自由診療におけるリスクについても、健康コンサルタントの視点から一般的な注意喚起を行うものです。実際の使用に関しては必ず専門医にご相談ください。
②避難など時事問題での見解はあくまでも私的意見であり、各個人の責任においてご判断ください。
#NTM症 #肺MAC症 #痩せ型女性 #女性の健康 #体脂肪の役割 #免疫力アップ #あたたかなて整体院


