こんにちは!
「健康を科学する整体師」のまっちゃん先生です。
前回、前々回と
「NTM症の本当の原因」や
「なぜ不摂生もしていない痩せ型女性に多いのか」
についてお話ししてきました。
記事を読まれた患者さんから、
「原因や体質の理由はよく分かったけれど、
じゃあ進行を遅らせるために、普段の生活で具体的に何をしたらいいの?」
というご相談をいただきました。
NTM症は、菌が肺の中に長期間居座ることと、
私たちの「体を守るバリア力」が落ちることで、
ゆっくり進行していく病気です。
だからこそ、
「からだの環境を整えて、菌を追い出しやすい状態をつくること」が
お薬と同じくらい大きな意味を持ちます。
今回は、今日からすぐに実践できる体調管理の「4つの大切なステップ」を
分かりやすく解説していきますね!
ステップ1:しっかり食べて体を守る!「体重・栄養管理」
NTM症のケアで何よりも優先してほしいのが
「体重を落とさないこと(減量を食い止めること)」です。
前回のブログでもお話しした通り
痩せすぎると抗酸菌をやっつける免疫の司令官「レプチン」が減ってしまいます。
まずは BMI 18.5〜20以上 を目標に、しっかり体力を蓄えましょう。
毎日の食事で意識したい3つのコツ
- たんぱく質を毎食しっかり摂る
お肉、お魚、卵、大豆製品、乳製品は、免疫細胞をつくる一番の材料です。
「毎食手のひら1枚分(体重1kgあたり約1g)」を目安に食べましょう。 - ビタミンDと日光浴で免疫スイッチオン
ビタミンDは、体の中の殺菌能力を高めてくれます。
サケやサンマなどのお魚、シイタケなどのきのこ類を積極的に食べ、
1日15〜20分ほどお日様の光を浴びるのがおすすめです。 - 「少量多食(分食)」で無理なくカロリーアップ
一度にたくさん食べられない方は、1日3食にこだわらず
食間にチーズ、プロテイン、補給食などを上手につまんで
1日の総カロリーを増やしていきましょう。
ステップ2:気道を傷つけずに痰を出す「肺のお掃除テクニック(ACBT)」
肺の奥に溜まった「痰(たん)」は、
NTM菌が増殖するための温床になってしまいます。
だからといって、激しく「ゴホンゴホン!」と咳き込むと
気道を傷つけたり体力を消耗したりしてしまいますよね。
そこでおすすめなのが、
世界中で使われている安全な排痰手技
「ACBT(アクティブ呼吸サイクルテクニック)」です。
3つのステップで優しく痰を動かしていきましょう。
ACBTの3ステップ
- 呼吸コントロール(リラックス)
肩の力を抜き、お腹に手を当てて静かに腹式呼吸をします。
まずは気道の緊張をほぐしましょう。 - 深胸部膨張エクササイズ(痰の裏側に空気を入れる)
鼻から深ーく息を吸い込み、胸をしっかり広げます。
吸いきったところで2〜3秒間息を止め、口から静かに吐き出します(3〜5回繰り返す)。
息を止めることで、固まった痰の裏側に空気が回り込み、剥がれやすくなります! - ハフィング(温かい息で痰を持ち上げる)
大きく息を吸ったら、鏡を曇らせるように口を大きく開けて
「ハッ、ハッ!」と温かい息を吐き出します。
激しい咳と違って気道を潰さずに、奥の痰を喉元まで持ち上げることができます。
※ 横向きや病変のある方を上にして行う「体位ドレナージ」を組み合わせると、
重力のおかげでさらに痰が出やすくなりますよ!
ステップ3:肺と胸をのびのび動かす「呼吸法と運動」
日常的に肺や胸の周りを動かしてあげることも、
自然な排痰と体力維持に欠かせません。
- 口すぼめ呼吸:
息を吐くときに、口を軽くすぼめて細く長く吐き出します。
気道の中に適度な圧力がかかり、細い気管支が途中で潰れるのを防いでくれます。 - 1日20〜30分のウォーキング:
歩くときの心地よい全身の振動と呼吸の深まりが、奥にある痰を自然と押し出してくれます。
骨を丈夫にし、お腹を空かせる効果もバッチリです! - 肩甲骨と胸のストレッチ:
前屈みになると胸が圧迫されて呼吸が浅くなります
。肩甲骨を寄せる運動や、肋骨周りを伸ばすストレッチで、
肺が広がるスペースを作ってあげましょう。
ステップ4:日常の環境負荷を上手に減らす
最後に、生活空間のケアです。
神経質になりすぎる必要はありませんが、
ちょっとした工夫で菌を吸い込むリスクを下げることができます。
- お風呂場・シャワーのケア:
シャワーヘッドは定期的にクエン酸や漂白剤でお掃除して乾燥させましょう。 - ガーデニング時の工夫:
土いじりをするときは、乾いた土が舞い上がらないように
少し水で湿らせてから作業しましょう。不織布マスクや手袋を着用は個人判断で!
まとめ:自分の体の「バリア力」を信じて、優しくケアしよう
NTM症のケアは、ただお薬を飲むことだけではありません。
「しっかり食べて体重を守ること」
「正しい呼吸法で、肺の中にゴミ(痰)を溜めないこと」
「胸を広げて、のびのびと体を動かすこと」
こうした毎日のやさしいお手入れ(物理的な体調管理)が、
あなたの体をしっかりと守る強力な盾になってくれます。
焦らず、ご自身のペースでできることから少しずつ取り入れてみてくださいね。
※当記事は
①特定の医療行為を推奨、または否定するものではありません。美容目的の自由診療におけるリスクについても、健康コンサルタントの視点から一般的な注意喚起を行うものです。実際の使用に関しては必ず専門医にご相談ください。
②避難など時事問題での見解はあくまでも私的意見であり、各個人の責任においてご判断ください。
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